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夕立と虹

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蒸し暑い日が続いています。ひとしきりの夕立のあと、9号館の東の空に虹がかかりました。一年前の 京都でみた虹 を思い出しました。残念ですがウクライナに平和はまだ戻っていません。 今日で前期のゼミ予定が終了。生協の期間限定「焼き立てピザ」で打ち上げました。  

吉田家住宅

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修士2年のTくんが実験的に生産している農作物の状況を見るため、埼玉県の寄居方面に研究室メンバーで出かけました。 ところで、和紙で有名な小川町からすぐのところに「 吉田家住宅 」という県内最古の民家(享保6(1721)年建築。国重要指定文化財)が保存されています。さらにそこでお蕎麦をいただくこともできるというので、道すがらお邪魔しました。入母屋の茅葺屋根がたいへん立派です。かつて和紙を生産していたこの民家は土間がとても広く、コウゾを煮るための大きなかまどがありました。 囲炉裏でお団子も焼いてしっかり腹ごしらえをしてから、寄居町にあるTくんの畑で活き活きと葉を展開させている熱帯の農作物を確認しました。マルチングしていても出てくる雑草をいくつか引き抜きました。10月には大きくなった芋をみんなで収穫したいです。 少し時間があったので、荒川沿いにある「川の博物館」にも足を延ばしました。秩父大滝の中津川集落で大正期に使用されていた鉄砲堰が4分の1スケールで展示されていて、実演にも立ち会えました。 この日、関東甲信・東海が梅雨明けしました。前期も残すところわずかです。

西日本林業経済研究会

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酷く暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。週末(7/5, 6)に名古屋方面に出張してきました。金曜は、名古屋大学にて開催された林業経済学会・森林利用学会・水文砂防学会の3学会共催によるシンポジウムに参加しました。テーマは「森林における自然災害にどのように対応するのか―最前線の研究成果とその対策」です。土曜は、このテーマを引き継いで、西日本林業経済研究会が「災害に強い森づくり―愛知県豊田市の現場から」というエクスカーションを企画してくれました。 写真は愛知県の「循環型林業」による皆伐の現場です(牛地県有林)。拡大造林期に植えられたスギ・ヒノキが主伐期を迎えているため、激甚化する土砂災害のリスクへの対応がより一層求められます。豊田市では2019年に「 森林保全ガイドライン 」を策定し、たとえば土砂崩壊を起こしやすいO(ゼロ)次谷では森林施業に対して強い制限をかけるなど、先進的なルール作りを行っています。 旧稲武町の豪農古橋家の山林にもお邪魔することができました。天保の飢饉後に富家から富村になるべく古橋源六郎暉皃(1813-1892)が大井平山に植林をしました(写真)。ここは暉皃の死後の1900年に「大井平公園」として整備され、現在も多くの人が訪れる場所になっています。県内最古のスギの植林地がつくる景観は圧巻で、下層にはシャクナゲが繁茂しています。 土曜の午後に停電で東海道新幹線が運転見合わせになってしまい、帰りが心配されたのですが、予約していた列車くらいから定刻通りに運行となり、無事に帰宅できました。シンポジウムおよびエクスカーションを企画・実施くださった名大など関係者のみなさまに心よりお礼申し上げます。

『森林と時間 森をめぐる地域の社会史』

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7月ですね。もうすぐ新泉社より 山本伸幸編『森林と時間 森をめぐる地域の社会史』 が出版されます。佐藤周平くんと松村菖さんとの共著で第3章「山と川と共に暮らす集落と住民の生活史」を執筆しています。来月の今頃に本屋さんに並ぶのが楽しみです。 この本の内容で研究会ボックスを10月13日(日)に都内で開催する方向で調整しています。

山梨市牧丘で実習

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昨年度に引き続き、連携協定を結ぶ山梨市からの全面的な支援のもと、本学科の「地域社会システム調査実習」の現地実習を土日の一泊二日で実施することができました。改めまして関係者のみなさまに心よりお礼申し上げます。 日曜日が雨模様ということで急遽予定を入れ替えて、初日に市役所で市の概要や世界農業遺産について説明を受けた後、農業体験を行いました。ジャガイモ畑の雑草取り、シカ柵の設置、ダイズの種まきなどなど、富士山を眺めながら汗を流しました。収穫される野菜は地産地消の食材として学校給食に提供されます。 いまはブドウ棚がところ狭しと並んでいる牧丘の丘陵地には、かつて棚田や桑畑が広がっていました。川から水を引いて田畑を潤したセギ(堰)という用水は、生活用水や防火用水として利用されている現在も、その管理が地区ごとに行われています。二日目は雨が降ったり止んだりの中そのセギを辿りながら丘陵地を学生と歩いてみました。山梨市の高木市長も実習の様子を視察にいらしてくださいました。 写真は中屋セギの源流です。井戸川の支流である谷津川から水を引き込んでいます。写真の奥から手前に流れている水を、可動式の2枚の鉄板で一定量がセギに流れ込むように調整していました。 甲府盆地の東側で気候や地形を生かした農業や暮らしが作った景観をテーマに今回は実習を行いました。雨が止んで霧が晴れていくと、世界農業遺産に選定された一帯の景観が眼下に広がりました。

中庭でジャコウアゲハ

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府中キャンパスの中庭のイロハモミジでジャコウアゲハのオスが翅を休めていました。またスマホのカメラできれいに撮れました。今日はとても暑いので蝶たちも涼しいところで過ごしているようです。  

テングチョウ

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農場脇の道沿いにテングチョウがじっと止まっていました。近くに寄っても逃げないので、スマホのカメラでもきれいに撮れました。  

吉田初三郎展

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大正期や昭和初期の観光を調べていると必ずと言ってよいほど目にする美しいイラスト鳥瞰図があります。これらの作者である吉田初三郎にスポットライトを当てた美術展が府中市立美術館で現在、開催されています。 ガイドブックに挟まっている小さな折り込みの鳥瞰図ではなかなか気づけないことがあります。図の奥の方に樺太や朝鮮半島、台湾といった当時の植民地が小さく描かれているのです。 ところで、台湾の阿里山博物館にディスプレイされている鳥瞰図は金子常光による「 国立公園候補地新高阿里山 」というもので、吉田初三郎によるものではないことを知りました。こうした観光地図を作成していたイラストレーターは何人くらいいたのか気になるところです。

東大農学部1号館8番教室にて

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前任の東大森林科学専攻では、外部の研究者を呼んで発表をしてもらう「森林科学セミナー」というのをかなり前から続けています。 今回、林政研からお声掛けいただいて、「帝国日本の森林管理」というタイトルで発表をすることになりました。 農学部1号館で一番大きな8番教室で話をするのはとても緊張しましたが、オンラインから参加してくれた台灣師範大学のLiaw先生をはじめ、多くの方から貴重な質問やコメントをいただくことができました。セミナーの後には林政研で懇親会も開いていただきました。改めて感謝申し上げます。学生同士の交流も深まりました。 セミナーの前には、研究室の学生たちと神保町の古本屋さんめぐりをしました。ランチには父が好きだった共栄堂にずいぶん久し振りに行きました。遠い記憶のなかにあるポークカレーの味が実際よりも甘いのは父との懐かしい思い出のせいなのでしょうか。 それにしても、今月は柏を含めると東大に3回もお邪魔しました。今後も大学間の繋がりを大事にしていければと思います。

東京大学文書館柏分館

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農工大の府中キャンパスは昨夜の嵐でそこら中に木の枝が散乱していましたが、今朝はすっかりおだやかに晴れました。 東大演習林のF先生にお誘いいただいて、東大演習林資料の閲覧のために東大柏の葉キャンパスにお邪魔しました。 お恥ずかしいことに柏の葉キャンパスに来たのはこれが初めてでした。今回の目的である演習林資料のことはもちろんですが、デジタルアーカイブズや保管方法(除湿機や防虫など)についてもいろいろ学ぶことができました。実際に足を運ばないとだめだということを改めて痛感する一日でした。 ところで、柏の葉キャンパスには「お魚倶楽部 はま」というお寿司屋さんがあります。お昼ごはんに地魚五貫にぎり(1080円)をいただきました。安くて美味しいにぎりをキャンパス内でいつでも食べられるのは羨ましい限りです。

東大林政と合同ゼミ

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東大林政学研究室と合同ゼミ をするため、五月祭の準備で忙しそうな本郷キャンパスにお邪魔しました。ゼミまで少し時間があったので、研究室メンバーと一緒に中央食堂でお昼を食べて、三四郎池を散策したあと、久しぶりに書籍部にも寄りました。それにしても天気が良すぎて暑かったですね。 両校で総勢18名の参加になったゼミでは、佐藤くんが発表した博論の内容に対して、東大林政メンバーからの良いコメントや質問がたくさんありました。ゼミ後の懇親会では、学生が作ってくれた焼きそばや、永田先生が用意してくださった生酛のどぶの炭酸水割で、交流を深めました。とても賑やかな林学会議室が、時間を院生時代に巻き戻してくれます。いろいろ準備してくれた東大林政のみなさんに心より感謝申し上げます。秋にはぜひ府中で合同ゼミを。

江上げ

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いつもお世話になっている上越市の不動地区で研究室の学生や共同研究者と一緒に江上げのお手伝いをしてきました。「江」とは用水のことで、「江上げ」とは、用水路に水を通す前に泥や石を取り除き、周囲の草刈りをする作業です。 村中の軽トラが早朝から集合場所に集まっています。なかなかの壮観ですね。不動地区総出で一日かけて江上げを行います。われわれは熊手やスコップで草や泥を綺麗にする仕事を担当しました。 濁谷用水と取越用水の江上げが終わったら、今度は林道南葉山線(写真)の脇の草刈りです。いつも机と椅子にかじりついてパソコンばかりみているため、自分はほとんど戦力になりませんでしたが、貴重な体験になりました。 用水の横にはオオバギボウシ(ウルイ)がたくさん生えていて、地区の方が収穫してくれました。ヤマウドやワラビなども一緒に料理してくださいました。オオバギボウシはほのかに甘くて、さっぱりした味わいです(写真)。 江上げ作業の翌日はヤマウドなどの山菜採りに連れてっていただき、春の花(エンレイソウ、オオバキスミレ、スミレサイシン、キクザキイチゲなど)を楽しむこともできました。今回も不動地区のみなさんに大変お世話になりました。おみやげにいただいたワラビは木灰でアクを抜いて美味しくいただきました。心より感謝申し上げます。

くらやみ祭り

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今年もくらやみ祭りの季節になりました。馬場大門のケヤキ並木は見学客で大賑わいです。獅子舞に噛んでもらって、無病息災を願います。

クゲヌマランとササバギンラン

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農工大の府中キャンパスは自然が豊かです。もうすぐするとゴマダラチョウやアカボシゴマダラが飛び出します。今日は気分転換にクゲヌマランを探してきました。 クゲヌマランのつもりで写真を撮っていたのですが、よく見てみると、これはササバギンランのようです。白い花の付け根にある距が大きいですね(とくに背の高い方)。 近くにはクゲヌマランだと思われる個体(写真)もありますので、どうも混棲しているようです。それにしても、あっという間に4月が終わりました。

キンラン

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ここのところ肌寒い日が続いていましたが、今日は夏日になりました。ゼミのメンバーと府中の浅間山に散策に出かけました。 キンランが一気に開花しています。ムサシノキスゲは、ちらほら咲いていますが、もう数日後のほうが良いでしょう。ササバギンラン、ギンランはまだほとんど咲いていません。今週末(27、28日)、来週末(5月4、5日)はキスゲフェスティバルです。

帝京大学八王子キャンパス

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巡回展「帝国日本と森林」 が帝京大学にて開催中ということで最終日にお邪魔してきました。 八王子キャンパスは、府中からすぐ近くなのですが、これまで訪問する機会がありませんでした。高幡不動から路線バスで15分ほどで、丘陵地にそびえるキャンパスに到着しました。博物館は地下にあるのですが、せっかくなのでこのソラティオスクエアを見学しました。6階の食堂からは素晴らしい景色を眺めることができます。 帝京大学博物館が毎年購入しているという芸大の卒業制作とのコラボで、「帝国日本と森林」に関する展示物が並べられていて、とても良い空間になっていました。帝京大学博物館はじめ関係者のみなさまに心より感謝申し上げます。次は金沢大学に巡回します。

第2回桜まつり・うたごえの集い

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新年度です。今年は3月末に寒の戻りがあったので、4月になってからサクラが咲き始めました。 山梨市牧丘の旧牧丘第二小学校校庭で開催された第2回桜まつり・うたごえの集いに今年も研究室総出で参加してきました。 去年は 桜まつりなのにすっかり花が終わってしまっていたのですが、今年は見事に満開でした。朝から夕方まで春の陽射しが降り注ぐなか、農工大FSセンターの乳酸菌飲料を60本販売しました。 バルーンで作る犬は子どもたちに大人気です。6月には2年生の実習で山梨市にお世話になります。

卒業式・修了式

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生憎の雨でしたが、26日に卒業式・修了式が行われました。研究室からは4人の卒業生と、2人の修了生がいます。修士に残る学生は一人だけなので、5人を送り出すことになり、寂しい限りです。新しく学生部屋になった301で記念撮影しました。もうすぐ新年度です。

Slovenia

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二国間交流事業ではじめてスロベニアに一週間ほど滞在しました。日本人にはあまり馴染みがないですが、治安が良く、綺麗な街と美しい自然のある素晴らしい国でした。第二次世界大戦でドイツやイタリアと闘ったパルチザンが母体となった、かつてのユーゴスラビア連邦(スロベニア、クロアチア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、モンテネグロの6つの社会主義共和国から構成された)のもっとも北に位置していたスロベニアは、1991年に民主制を導入し、独立しました。2004年にはEUに加盟しているため、若い世代はユーゴよりもEUへの帰属意識が強いでしょう。現在の人口がおよそ200万人、土地面積がおよそ200万haの小さな国で、森林率は60%ほどです。 小さな国なので首都のリュブリャナ(写真)にずっと宿泊しながら、カルスト地方、第二の都市マリボル、唯一の港湾都市コペルに訪問することができました。 そもそもカルストという言葉の語源はスロベニアの地名であるKrasだそうです。石灰岩の作る放牧地や洞窟、ドリーネ(洞窟の蓋が落ちてできる窪地地形)といった景観がスロベニア東南部を特徴づけます。お世話になったスロベニア人たちのすすめでポストイナではなくシュコツィアンの洞窟を見学しました。 断崖からドリーネに川(Reka)が流れ出ています。この断崖のなかに洞窟(Jame)が広がっています。予約制で20人くらいのグループごとにガイドが英語で案内してくれます。ものすごく大きな洞窟で迫力満点でした。 断崖の上にみえた教会のある村にも案内していただきました。伝統的な石造りの民家は壁を石灰で塗っています。江戸の街の漆喰のようですが、建築資材としての石灰は村で用いられるだけで、商品として流通することはなく、大きな経済的な価値を持たなかったとのことでした。 カルストはそもそも土壌が薄いため植林には適さない環境で、伝統的にブナやナラのコピス(萌芽林)と放牧によって利用されていたのですが、本来は森林だったはずだとして、19世紀半ばから二次大戦後にかけてクロマツを植えて「reforestation」しようと試みました。現在は新植していないので徐々に広葉樹に遷移していますが、一方で放置される放牧地にはクロマツが自然に進出していました(写真)。放牧地を散策しているときにスノードロップを見つけました(写真)。子どものときに読...

農大で森林学会&林業経済学会

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2019年春の新潟以来なので5年ぶりに対面で森林学会大会と林業経済学会春季大会が開催されました。会場となった農大にも久しぶりにお邪魔しました。 メイン会場の1号館から見えた美しいグラウンドでは学生たちがサッカーの練習をしていました。グラウンドのはるか向こうには渋谷の高層ビル群が見えます。いつの間にか新宿副都心のようになってきました。 林業経済学会春季大会シンポジウムは横井講堂で開催されました。お世話になった方々に久しぶりに会うことができて、とても楽しくすこせました。会場ならびに運営にご尽力された農大の方々に心よりお礼申し上げます。 来年は北海道大学で開催されるとのことです。奮ってご参加ください。