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東大・筑波大・農工大の合同ゼミ

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東大名誉教授の永田信先生の教え子の研究室が毎年この時期に集まって、合同でゼミを開催しています。今年は東大の田無演習林の セミナーハウス をお借りしての開催となりました。1932年に田無苗圃の事務室として建築されたこの建物は、農工大本館も建築した 内田祥三 によるものだそうです。 ゼミの前に30分ほど演習林内を案内いただきました。今年は秋が遅かったとのことで、朝のまぶしい陽射しを受けて、色づいた木々の葉が美しく輝いていました。 ゼミは朝から夕方まで8時間近くの長丁場となり、農工大からは4人が発表しました。異なる大学の学生たちが発表を通じて交流できる大変貴重なものになっています。ゼミの後は、田無駅近くの居酒屋で忘年会となり、大変盛り上がりました。 ご準備いただいた東大林政および田無演習林のみなさまに心よりお礼申し上げます。ぜひ来年も開催したいです。

日大経済学部との合同ゼミ

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ちょっとした縁で去年から日大経済学部の根本志保子先生のゼミとの合同ゼミを開催しています。根本ゼミからは3年生が3〜4人のグループで作成した論文を発表してくれました。農工大からはM2の二人が発表しました。双方から質問が飛び交い、活気あるゼミとなりました。環境と経済との間で生じるテーマはどれも興味深く、学びがあります。日大のみなさま、ありがとうございました。 ゼミの前にみんなで みかさ で焼きそばを食べて、古書店に寄りました。学生の頃に慣れ親しんだ神保町界隈はいつ訪れても楽しいです。

かいのき

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雑誌『 林業経済 』の編集委員会に出席するため、湯島の林業経済研究所に伺いました。御茶ノ水駅を出て聖橋を渡ると、湯島聖堂があります。孔子を祀っている湯島聖堂には学問の木である楷の木が数本(たぶん3本)あります。楷の木はウルシ科の樹木で、この時期には見事に紅葉します。書道の楷書の「楷」はこの樹木の美しい樹形が由来です。 編集委員会のあと、研究所で忘年会がありました。今年も残すところあと3週間ばかりです。

九大伊都キャンパスで林業経済学会秋季大会

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11月23日〜25日に九州大学伊都キャンパスで開催された林業経済学会2024年秋季大会に院生5人と一緒に参加してきました。農学部があるウエスト5号館はキャンパスの一番奥にあるのですが、泊まったホテルからは一番近く、歩いて15分でした。同じ建物にある119ギャラリーでは「 帝国日本と森林 」の展示も大会中だけ特別に行っていただきました。   今回の大会では学生ポスター&ピッチという発表形式が導入され、19人の学生が競い合いました。どの発表も素晴らしいものでしたが、とても嬉しいことに、研究室のUさん(M1)の発表が 優秀賞(1位)を獲得 しました。おめでとう! 25日は箱崎の九大博物館に寄った後、福津市・宗像市まで足を伸ばしました。写真は日本一の注連縄で有名な宮地嶽神社です。併設されている民家村自然公苑でしめ縄づくりをしていた職人さんから教えていただいたのですが、本殿はもともとは参道の長い階段の先にあったそうです。行ってみると、その「元御本殿跡」には立派なクスノキがひっそりとそびえていました。 宗像大社辺津宮(市杵島姫神)にもお邪魔しました。神宝館には、巨岩巨木信仰に始まる神道の聖地沖ノ島から出土した国宝がずらりと並べられていました。沖ノ島は島全体が宗像大社の沖津宮(田心姫神)の御神体で一般人の上陸が禁止されています。 展示されている島の模型をよく見ると(写真の真ん中あたり)、巨岩が密集しているところがあります。その拡大模型が次の写真ですが、巨岩の間に沖津宮の社殿があり、第二次世界大戦後になってこの近辺から8万点もの祭祀遺物が出土しました。神道が巨岩巨木を信仰することに関係があるそうです。 ちなみに、沖ノ島と宗像大社の間に位置する筑前大島には中津宮(湍津姫神)があり、沖ノ島の沖津宮を拝むことができます。アマテラスオオミカミとスサノオの誓約によって生まれた三姫神たちはこのように3か所に別々に祀られています。朝鮮半島に近い対馬や沖ノ島に残るこうした信仰とその後の日本における自然崇拝や森林保護との関わりについて少し調べてみたいと思っています。 九州大学をはじめ大会運営に携わった関係者のみなさまに心よりお礼申し上げます。来年は彦根にある滋賀県立大学での開催です。一度も行ったことがないのでいまから楽しみです。

ひだまりにクロコノマ

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今日は修論の中間発表会やら学会の準備やらで忙しく、小走りで本館の前を通り過ぎたとき、風は吹いていないのに一枚の枯れ葉がふわりと地面に落ちたように見えました。 目を凝らすと、その正体はクロコノマチョウでした。もう11月も半ば過ぎですが、暖かそうな陽だまりを探してふわふわと飛び、積もった枯れ葉の上に止まると、見事に姿を消します。 明日からは九州大学の伊都キャンパスで林業経済学会秋季大会です。  

不動のハサカケ米を農工祭で販売

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農村社会学研究室がはじめて農工祭に模擬店を出し、いつもお世話になっている上越市名立区の不動のお米を炊いたり、量り売りしたりしました。お米は9月に学生と一緒に天日干ししたハサカケ米です。 土曜日には不動の住民のみなさんがマイクロバスで駆けつけてくれました。山菜の炒め煮やおやき、おかきなどが販売メニューに加わり、お店の前には行列ができて、大賑わいです。 一般企画では、ブナやイタヤカエデ、ウダイカンバの板、木工品が並び、多くの人に手に取ってもらうことができました。また、この数年にわたって取り組んできた研究の成果を多くの人に知ってもらうことができました。 ただ、一般企画で一番の人気は、M2のTくんが栽培・販売・調理しているキャッサバのチップスだったのかもしれません。金曜に買ってくれた人が土曜の朝に再び現れてさらに二袋買っていかれるなど、日曜を待たずに売り切れてしまいました。 3日間、朝から晩までほとんど休まずに働いて、身体のあちこちが悲鳴を上げていますが、キャッサバだけでなく、お米も惣菜もすべて完売し、達成感・充実感に包まれました。不動のみなさんや研究室メンバーはもちろんですが、駆けつけてくれたOBOGやT先生、家族にも感謝です。この経験を活かして、来年はもっと上手に販売や展示を行えたらと思います。

研究会Box『森林と時間』を読む

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林業経済学会の研究会Box「『 森林と時間 森をめぐる地域の社会史 』を読む」に参加してきました。執筆者がそれぞれの視点から書評するという企画でした。護国寺に足を運んだのは久しぶりです。対面・オンラインをあわせて予想以上にたくさんの人に集まっていただきました。 懇親会もとても賑わって、実りある議論ができました。今回のプロジェクトに参加できたことに心より感謝申し上げます。

広葉樹 新時代!

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林業経済研究所がこの時期に毎年開催している、「緑と水の森林ファンド」助成シンポジウムに参加してきました。今年のテーマは「 広葉樹 新時代! 」です。 国産材、なかでも広葉樹への注目は過熱気味といってもよいくらいで、このシンポジウムにも会場の東大農学部1号館8番教室を狭く感じるくらいに人が集まりました。 有名な旭川の家具は、北海道のミズナラなどの広葉樹を利用しています。いま研究室で関わっている不動地区のブナも家具材として高く評価されてきています。これからの展開が楽しみです。

ムラサキツバメ

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後期が始まりました。1日が火曜日で初日から講義のために小金井に行きました。講義後、工学部の正門沿いに植えられているマテバシイにムラサキツバメが産卵しているのをみつけました。ツマグロヒョウモンと同じで、温暖化でいつの間にか東京に生息する蝶になりました。 農学部の近くにもマテバシイの街路樹があって、よくみたら幼虫がたくさんついていました。護衛にされたアリがまとわりついています。足元には母蝶も。こんなところで発生していたとは驚きです。 持ち帰って育てた幼虫たちは無事に羽化して、飛び立ちました。

カラマツと柴犬のふるさとへ

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東大林政の院生Kくんに誘われて東大林政S先生と研究室院生Uさんと一緒に長野県の川上村に調査に出かけました。 「余が郷、落葉松の産地を以て名あり」。明治32年に『 落葉松栽培法 』を著した実業家の井出喜重は、そのころすでにカラマツの種子の産地として有名であった川上村の人でした。この本は種子販売をするにあたって口頭で伝えていた栽培法を出版したものです。川上村文化センターの2階には村の歴史が展示されていて、そこに井出の『種子販売人名録』があり、誰に販売したのかが一目瞭然です。北海道や内地だけでなく朝鮮や樺太へも販売されています。 明治22年に8村(居倉村、原村、御所平村、大深山村、秋山村、梓山村、川端下村、大明村樋沢組)が合併して誕生した川上村はその後に合併することなく現在まで続いている自治体です。8つの前村の入会林野は大正13年にいったん川上村に統一されるのですが、昭和9年の「追加協定書」によって、1/3を川上村に統一する一方で、2/3を8つの「林野保護組合」に残し、さらにそのうち5割まではいつでも各組合員に無償譲渡できることになりました。林業総合センターにはそうした経緯を含めた林野の変遷が壁一面の展示で説明してあり、なかなか読み応えがありました。 ゆるキャラの レタ助 はそこらじゅうにいましたが、もう一つの目的である川上犬には展示舎改修のため残念ながら会えませんでした。川上犬は信州柴犬とも言われる小型日本犬で、県の天然記念物として保護されていますが、現在、頭数が減少しています。それでも、今回、天然記念物指定に至る経緯を正確に知ることができました。 川上村は実はおそばでも有名です。高齢のご夫婦だけで切り盛りしている 善慶庵 にお昼にお邪魔しました。標高1000mの寒冷地に育つソバの実で打ったおそばはとても甘く美味しかったです。サービスでレタスサラダも出してくれました。いまはカラマツではなくレタスで名を馳せる川上村です。帰り際にふと窓の上を見たら、以前、飼育されていたと思しき川上犬の写真が飾られていました。 インタビューにご協力いただいた関係者のみなさまに心よりお礼申し上げます。いろいろ調べたいことがでてきたので、また近いうちにお邪魔できればと思います。

ハサカケ

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実りの秋です。上越市名立不動のハサカケを研究室の院生全員とT名誉教授とでお手伝いしてきました。以前はどこの農家もハサカケをして稲を乾燥させていましたが、コンバインの普及によって、いま不動でハサカケを続けているのは一軒だけです。バインダーで稲刈りをして、ハサ木にかけるという2〜3時間くらいの作業で、汗ぐっしょりになりました。立ち並ぶハサ木に架けられた稲が秋の陽射しで黄金色に輝きます。 花立温泉ろばた館 でひとっ風呂浴びてから、不動のみなさんと農工祭に向けて相談をしました。この日に干したハサカケ米を農工祭で販売しようという計画です。乞うご期待。 海辺の宿に泊まって、朝、海岸を散歩しました。ゼロメートルから不動の集落まではわずか15分です。 不動生産森林組合はブナなどの広葉樹材の活用に取り組んでいます。二日目は、作業道を入れてブナを間伐している場所に案内いただきました。朝は晴天だったのに、雨が激しくなってきて、慌てて不動山を下りました。 お昼には、住民の方が名立川の秘密の場所で手づかみで採ったイワナに、おにぎり、焼きナスをいただきました。イワナはすっきりとした清流の味でとても美味しかったです。いつものことですが、不動のみなさんと豊かな自然に本当にお世話になっています。心よりお礼申し上げます。 帰りの上信越、関越でものすごい豪雨になって、そのためなのかひどい渋滞になっていました。予定より2時間以上遅くなりましたが、公用車が頑張ってくれてなんとか無事に府中に戻れました。

学位記授与式

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9月11日に9月卒業・修了者の学位記授与式が行われました。学部2年生のときから一緒に研究してきた博士課程の周平くんがついに博士になりました。本当におめでとう。 翌12日にちょうど夏休みゼミがあったので、研究室メンバーでアットホームにお祝いの会を開きました。

アジア農村社会学会

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京都の龍谷大学大宮キャンパスで開催された第7回アジア農村社会学会( ARSA )に日帰りで参加してきました。 龍谷大学大宮キャンパスは、京都駅からすぐの西本願寺に隣接しており、明治期に建築された美しい建物が現在も使われています。写真の 本館 は「擬洋風建築」と呼ばれるもので、実は木造建築だそうです。 国際学会の準備は本当に大変です。龍谷大学をはじめ大会運営にたずさわった先生方に心よりお礼申し上げます。

東大駒場

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生物学史分科会 の夏の学校に参加するため、久しぶりに東大の駒場キャンパスにお邪魔しました。「生物学史とコロニアリズム」のセッションが興味深く、パインの栽培に成功したAgnes Blockの話が印象に残りました。 たまたま駒場博物館で開催中だった「 日本農芸化学会創立100周年記念展 」を覗くこともできて、脚気薬のオリザニンがいかに重要だったのかを学びました。当たり前のことではありますが、林学は、農学とシンクロすることが多く、工学的な林産や木材化学も本流から分岐して発達しました。三浦伊八郎の業績など、これまで林学のなかの論理ばかり考えていましたが、農学からの影響も重要そうです。

8月7日は、、、

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8月7日は稲城百村の 蛇より 行事です。酷暑のなか多くの人が集まっていました。今年も、刈った茅を撚って作った蛇が無事に奉納されました。一緒に見学してくれた院生たちと無病息災を祈ります。 去年は胴体と頭がつながる瞬間を見逃したのですが、今年はしっかりと見学できました。今年は茅の生育が良くなかったようで、尻尾が社殿の広場までとどきませんでしたが、それでも蛇は十分に長いです。来年の蛇はどのくらいの長さになるでしょうか。

函南原生林

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8月最初の週末、芦ノ湖と函南原生林に家族で遊びに行ってきました。S夫妻に案内していただいた函南原生林には、アカガシ、ブナ、ヒメシャラの巨木があちこちに立っていました。1枚目の写真がアカガシの巨木で、2枚目がブナです。汗びっしょりになって、3kmほどの周回コースを2時間半ほどかけて下って登りましたが、ほかのハイカーには出会いませんでした。ここはしっかり整備・保全されているジャングルです。 前日は芦ノ湖でボートを借りてワカサギ釣りをしました。S夫妻にいろいろと教えていただいてどうにか釣ることに成功しました。夜はS夫妻のご自宅で釣った(釣ってもらった)ワカサギやニジマスをいただきました。料理が美味しすぎて食べすぎました。  

夕立と虹

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蒸し暑い日が続いています。ひとしきりの夕立のあと、9号館の東の空に虹がかかりました。一年前の 京都でみた虹 を思い出しました。残念ですがウクライナに平和はまだ戻っていません。 今日で前期のゼミ予定が終了。生協の期間限定「焼き立てピザ」で打ち上げました。  

吉田家住宅

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修士2年のTくんが実験的に生産している農作物の状況を見るため、埼玉県の寄居方面に研究室メンバーで出かけました。 ところで、和紙で有名な小川町からすぐのところに「 吉田家住宅 」という県内最古の民家(享保6(1721)年建築。国重要指定文化財)が保存されています。さらにそこでお蕎麦をいただくこともできるというので、道すがらお邪魔しました。入母屋の茅葺屋根がたいへん立派です。かつて和紙を生産していたこの民家は土間がとても広く、コウゾを煮るための大きなかまどがありました。 囲炉裏でお団子も焼いてしっかり腹ごしらえをしてから、寄居町にあるTくんの畑で活き活きと葉を展開させている熱帯の農作物を確認しました。マルチングしていても出てくる雑草をいくつか引き抜きました。10月には大きくなった芋をみんなで収穫したいです。 少し時間があったので、荒川沿いにある「川の博物館」にも足を延ばしました。秩父大滝の中津川集落で大正期に使用されていた鉄砲堰が4分の1スケールで展示されていて、実演にも立ち会えました。 この日、関東甲信・東海が梅雨明けしました。前期も残すところわずかです。

西日本林業経済研究会

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酷く暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。週末(7/5, 6)に名古屋方面に出張してきました。金曜は、名古屋大学にて開催された林業経済学会・森林利用学会・水文砂防学会の3学会共催によるシンポジウムに参加しました。テーマは「森林における自然災害にどのように対応するのか―最前線の研究成果とその対策」です。土曜は、このテーマを引き継いで、西日本林業経済研究会が「災害に強い森づくり―愛知県豊田市の現場から」というエクスカーションを企画してくれました。 写真は愛知県の「循環型林業」による皆伐の現場です(牛地県有林)。拡大造林期に植えられたスギ・ヒノキが主伐期を迎えているため、激甚化する土砂災害のリスクへの対応がより一層求められます。豊田市では2019年に「 森林保全ガイドライン 」を策定し、たとえば土砂崩壊を起こしやすいO(ゼロ)次谷では森林施業に対して強い制限をかけるなど、先進的なルール作りを行っています。 旧稲武町の豪農古橋家の山林にもお邪魔することができました。天保の飢饉後に富家から富村になるべく古橋源六郎暉皃(1813-1892)が大井平山に植林をしました(写真)。ここは暉皃の死後の1900年に「大井平公園」として整備され、現在も多くの人が訪れる場所になっています。県内最古のスギの植林地がつくる景観は圧巻で、下層にはシャクナゲが繁茂しています。 土曜の午後に停電で東海道新幹線が運転見合わせになってしまい、帰りが心配されたのですが、予約していた列車くらいから定刻通りに運行となり、無事に帰宅できました。シンポジウムおよびエクスカーションを企画・実施くださった名大など関係者のみなさまに心よりお礼申し上げます。

『森林と時間 森をめぐる地域の社会史』

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7月ですね。もうすぐ新泉社より 山本伸幸編『森林と時間 森をめぐる地域の社会史』 が出版されます。佐藤周平くんと松村菖さんとの共著で第3章「山と川と共に暮らす集落と住民の生活史」を執筆しています。来月の今頃に本屋さんに並ぶのが楽しみです。 この本の内容で研究会ボックスを10月13日(日)に都内で開催する方向で調整しています。

山梨市牧丘で実習

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昨年度に引き続き、連携協定を結ぶ山梨市からの全面的な支援のもと、本学科の「地域社会システム調査実習」の現地実習を土日の一泊二日で実施することができました。改めまして関係者のみなさまに心よりお礼申し上げます。 日曜日が雨模様ということで急遽予定を入れ替えて、初日に市役所で市の概要や世界農業遺産について説明を受けた後、農業体験を行いました。ジャガイモ畑の雑草取り、シカ柵の設置、ダイズの種まきなどなど、富士山を眺めながら汗を流しました。収穫される野菜は地産地消の食材として学校給食に提供されます。 いまはブドウ棚がところ狭しと並んでいる牧丘の丘陵地には、かつて棚田や桑畑が広がっていました。川から水を引いて田畑を潤したセギ(堰)という用水は、生活用水や防火用水として利用されている現在も、その管理が地区ごとに行われています。二日目は雨が降ったり止んだりの中そのセギを辿りながら丘陵地を学生と歩いてみました。山梨市の高木市長も実習の様子を視察にいらしてくださいました。 写真は中屋セギの源流です。井戸川の支流である谷津川から水を引き込んでいます。写真の奥から手前に流れている水を、可動式の2枚の鉄板で一定量がセギに流れ込むように調整していました。 甲府盆地の東側で気候や地形を生かした農業や暮らしが作った景観をテーマに今回は実習を行いました。雨が止んで霧が晴れていくと、世界農業遺産に選定された一帯の景観が眼下に広がりました。