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山梨市牧丘で実習

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昨年度に引き続き、連携協定を結ぶ山梨市からの全面的な支援のもと、本学科の「地域社会システム調査実習」の現地実習を土日の一泊二日で実施することができました。改めまして関係者のみなさまに心よりお礼申し上げます。 日曜日が雨模様ということで急遽予定を入れ替えて、初日に市役所で市の概要や世界農業遺産について説明を受けた後、農業体験を行いました。ジャガイモ畑の雑草取り、シカ柵の設置、ダイズの種まきなどなど、富士山を眺めながら汗を流しました。収穫される野菜は地産地消の食材として学校給食に提供されます。 いまはブドウ棚がところ狭しと並んでいる牧丘の丘陵地には、かつて棚田や桑畑が広がっていました。川から水を引いて田畑を潤したセギ(堰)という用水は、生活用水や防火用水として利用されている現在も、その管理が地区ごとに行われています。二日目は雨が降ったり止んだりの中そのセギを辿りながら丘陵地を学生と歩いてみました。山梨市の高木市長も実習の様子を視察にいらしてくださいました。 写真は中屋セギの源流です。井戸川の支流である谷津川から水を引き込んでいます。写真の奥から手前に流れている水を、可動式の2枚の鉄板で一定量がセギに流れ込むように調整していました。 甲府盆地の東側で気候や地形を生かした農業や暮らしが作った景観をテーマに今回は実習を行いました。雨が止んで霧が晴れていくと、世界農業遺産に選定された一帯の景観が眼下に広がりました。

中庭でジャコウアゲハ

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府中キャンパスの中庭のイロハモミジでジャコウアゲハのオスが翅を休めていました。またスマホのカメラできれいに撮れました。今日はとても暑いので蝶たちも涼しいところで過ごしているようです。  

テングチョウ

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農場脇の道沿いにテングチョウがじっと止まっていました。近くに寄っても逃げないので、スマホのカメラでもきれいに撮れました。  

吉田初三郎展

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大正期や昭和初期の観光を調べていると必ずと言ってよいほど目にする美しいイラスト鳥瞰図があります。これらの作者である吉田初三郎にスポットライトを当てた美術展が府中市立美術館で現在、開催されています。 ガイドブックに挟まっている小さな折り込みの鳥瞰図ではなかなか気づけないことがあります。図の奥の方に樺太や朝鮮半島、台湾といった当時の植民地が小さく描かれているのです。 ところで、台湾の阿里山博物館にディスプレイされている鳥瞰図は金子常光による「 国立公園候補地新高阿里山 」というもので、吉田初三郎によるものではないことを知りました。こうした観光地図を作成していたイラストレーターは何人くらいいたのか気になるところです。

東大農学部1号館8番教室にて

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前任の東大森林科学専攻では、外部の研究者を呼んで発表をしてもらう「森林科学セミナー」というのをかなり前から続けています。 今回、林政研からお声掛けいただいて、「帝国日本の森林管理」というタイトルで発表をすることになりました。 農学部1号館で一番大きな8番教室で話をするのはとても緊張しましたが、オンラインから参加してくれた台灣師範大学のLiaw先生をはじめ、多くの方から貴重な質問やコメントをいただくことができました。セミナーの後には林政研で懇親会も開いていただきました。改めて感謝申し上げます。学生同士の交流も深まりました。 セミナーの前には、研究室の学生たちと神保町の古本屋さんめぐりをしました。ランチには父が好きだった共栄堂にずいぶん久し振りに行きました。遠い記憶のなかにあるポークカレーの味が実際よりも甘いのは父との懐かしい思い出のせいなのでしょうか。 それにしても、今月は柏を含めると東大に3回もお邪魔しました。今後も大学間の繋がりを大事にしていければと思います。

東京大学文書館柏分館

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農工大の府中キャンパスは昨夜の嵐でそこら中に木の枝が散乱していましたが、今朝はすっかりおだやかに晴れました。 東大演習林のF先生にお誘いいただいて、東大演習林資料の閲覧のために東大柏の葉キャンパスにお邪魔しました。 お恥ずかしいことに柏の葉キャンパスに来たのはこれが初めてでした。今回の目的である演習林資料のことはもちろんですが、デジタルアーカイブズや保管方法(除湿機や防虫など)についてもいろいろ学ぶことができました。実際に足を運ばないとだめだということを改めて痛感する一日でした。 ところで、柏の葉キャンパスには「お魚倶楽部 はま」というお寿司屋さんがあります。お昼ごはんに地魚五貫にぎり(1080円)をいただきました。安くて美味しいにぎりをキャンパス内でいつでも食べられるのは羨ましい限りです。

東大林政と合同ゼミ

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東大林政学研究室と合同ゼミ をするため、五月祭の準備で忙しそうな本郷キャンパスにお邪魔しました。ゼミまで少し時間があったので、研究室メンバーと一緒に中央食堂でお昼を食べて、三四郎池を散策したあと、久しぶりに書籍部にも寄りました。それにしても天気が良すぎて暑かったですね。 両校で総勢18名の参加になったゼミでは、佐藤くんが発表した博論の内容に対して、東大林政メンバーからの良いコメントや質問がたくさんありました。ゼミ後の懇親会では、学生が作ってくれた焼きそばや、永田先生が用意してくださった生酛のどぶの炭酸水割で、交流を深めました。とても賑やかな林学会議室が、時間を院生時代に巻き戻してくれます。いろいろ準備してくれた東大林政のみなさんに心より感謝申し上げます。秋にはぜひ府中で合同ゼミを。