林業遺産へ行こう
文一総合出版から柴崎茂光編『林業遺産へ行こう』が出版されました。日本各地の林業遺産に実際に行って、楽しんでいただけるように、コースや見どころを紹介しています。たくさんのカラー写真が掲載されているので、手にとって眺めるだけでも楽しい本になっています。飯田市の遠山森林鉄道のコースなどを担当しました。
森林学会による林業遺産は学会100周年事業の一つとして始まりました。最新の2024年度の選定は、旧鹿児島貯木場:屋久杉等海上輸送施設遺構(N0.52)と、現在に続く「岩手木炭」の伝統的な生産技術(No.53)です。旧鹿児島貯木場などについて、読売新聞に丁寧な記事が掲載されています。
森林学会では、毎年、林業遺産が選定される総会のあとに、公開講演会が開催されます。今年は、「人文科学から森林科学へのアプローチ」という内容だったので、学生といっしょに参加してきました。信仰や妖怪が林学に与えている影響(あるいは林学が信仰や妖怪に与えている影響)を議論するのはなんだか新鮮な気分でした。
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