森林、気候変動、環境史に関する国際セミナー
うだるような暑さの中、駒澤大学にお邪魔しました。雨を降らせるのにはいったいどうしたら良いのでしょうか。
かれこれ10年来の付き合いになる米国人研究者の二人が来日したのに合わせて国際セミナーを開催するためです。この二人(ベネットさんとバートンさん)は、森林と降雨の関係についての論争の展開を18世紀から現在まで追跡した、Saving the World: How Forests Inspired Global Efforts to Stop Climate Change という本を昨年出版しました。今回、築地書館から邦訳『雨を操る 森林保護思想の変遷から読み解く気候安定化への道』が出版されたことに合わせて来日されました。
帝国林業や環境史を専門としている国内の研究者に呼びかけて国際セミナーを企画し、この本の内容について議論しました。参加くださった方々に心より感謝申し上げます。
写真は駒澤大学の旧図書館で現在は禅文化歴史博物館になっています。1928年の建築で、フランク・ロイド・ライトの旧帝国ホテルなどに影響を受けているとのこと。美しい建築物です。
コメント
コメントを投稿