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12月, 2023の投稿を表示しています

東大・筑波大との合同ゼミ

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現在、大日本山林会の会長である永田信先生にかつて東大林政で教えられた学生でいま大学に務めているものが、それぞれの研究室の学生と一緒に年に一度集まって合同ゼミを開催しています。今回で第12回目になりました。 永田先生に会えることはもちろんですが、永田先生を通じて弟子たち、さらには孫弟子たちが現況を報告しあう貴重な機会になっています。 コロナ後、昨年はハイブリッドでしたが、今年は茗荷谷の筑波大文京キャンパスで完全対面で開催することができ、懇親会も行い、親交を温めました。 農工大からはM2の松本くん、松村さん、B4の瀬下さん、鈴木くんが発表してくれました。普段のゼミとは違う空気のなかで発表することで、たくさんの発見があったと思います。 今年もあと数日となりましたが、みなさま良いお年をお迎えください。

集落と獣害

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跡見女子学園大学で開催された村研ジャーナル編集委員会主催研究会「村落の「空間荒廃」と資源管理を考える―獣害対応の観点から―」に参加してきました。 会場の跡見女子学園大学にははじめてお邪魔しました。2号館の屋上には学生が勉強できるラウンジのようなスペースがあり、そこから屋上に出られます。 このあたりは小日向台地の北端で、標高が高いため、周囲を一望できます。天気が良かったので、遠くに富士山も見えました。 獣害は、人口減少下の集落にとって大きな問題になっています。少し高いところに視点を置いて、自然科学と社会科学の両方からアプローチすることが必要であると改めて認識させられました。今回は、農工大の関係者が多く参加しており、親交を深めることができました。企画いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。

食欲は理性に従うべし

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立教大学で開催されたコモンズ研究会に学部4年生の二人と一緒に参加してきました。1919年からあるという第一食堂の入口には「食欲は理性に従うべし」というラテン語が掲げられています。日本語なら「腹八分目」と言ったところでしょうか。 第一食堂の内部はまるでケンブリッジかオックスフォードのように素敵で、いたって普通の学食レベルである鶏チャーシュー麺も大変美味しく感じました。立教大学に訪れる際にはぜひご利用ください。 研究会では、付知町のキノコ採り、池袋の銭湯、オリエンタリズム絵画とバラエティに富んだ発表を聞くことができ、勉強になりました。 研究会が終わったらもうすっかり暗くなっていて、色とりどりに電飾されたクリスマスツリーを見に来た人たちが正門のあたりに集まっていました。これだけ見事なら観光名所にもなります。 研究会後の懇親会も楽しくて、つい理性を失い食べすぎてしまいました。研究会を開催してくださった関係者のみなさま、立教大学のみなさまに感謝申し上げます。  

虹の名立

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修士と博士の学生二人と一緒に上越市名立の不動地区に三日間、お邪魔してきました。 土曜、日曜と小雨がずっと降っていたのですが、月曜の朝にようやく陽が差しはじめました。うみてらす名立の駐車場に出たら、日本海に虹がかかっていました。今年は虹によく出会いました。京都、下田に続き、三度目です。 河口に架かる名立大橋から名立川を山に向かって20分ほど車で遡れば、そこはすでに雪景色の不動地区です。写真の真ん中にある小さな三角の山が、名立川の水源の不動山です。手前には旧不動小学校校舎も見えます。 この旧校舎で開催された学習会でこれまでの調査内容を発表し、収穫祭で美味しい山菜やおそばをお腹いっぱいいただきました。また今回も屋号や地すべりに関する聞き取りを行いました。不動地区のみなさん、いつも本当にありがとうございます。