大沢の里水車・古民家まつり

秋です。後期が始まったら、急に涼しくなりました。

野川公園のすぐ近くにある大沢の里で、水車・古民家まつりを開催していたので、見学してきました。

普段は動いていない水車を年に一度だけ動かして、すぐ横の田んぼで収穫したばかりの米を搗く(精米する)というイベントです。

昭和40年代までは使用されていたというこの水車機構は想像以上に大がかりな機械で、近づくのが怖いくらいの迫力でした。


古民家はかつてワサビを生産・販売していた箕輪家が2007年に三鷹市に寄贈したものです。家屋の裏にはワサビ田もありました。箕輪家は神田青果市場に「箕輪山葵商店」を開き、その後、昭和10年頃に築地場外市場に店を移し、大沢のワサビを販売していたとのことです。なかなか洒落たトレードマークです(写真)。



いったん解体されて、復元整備された箕輪家の古民家の屋根は、そもそもの材料だった麦わらの上に銅板を葺いたものだそうです(『三鷹エコミュージアム研究みぃむ』創刊特別号, p.5)。現在、90名いるというボランティアの方々がワサビ田や家屋内を丁寧に案内してくれました。

すぐ横を流れる野川では、オレンジ色のお腹をキラキラ輝かせたカワセミが姿を見せてくれるなど、気持ちの良い初秋の一日でした。

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