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7月, 2023の投稿を表示しています

蛇口をひねれば

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酷暑が続いています。それでも蛇口をひねれば飲料水が出てくるので大変ありがたいです。今日はゼミのエクスカーションで 東京都水道歴史館 にお邪魔しました。地下には明治から続く本郷給水所があります。 写真は「共用栓」から飲料水を汲んでいる明治期の女性です。10cmほどの小さな模型ですが、大変良くできていました。正確には「蛇体鉄柱式共用栓」というもので、明治末期に1万基ほどあったそうです。横にある鍵穴に鍵をさすと竜の口から水が出る仕組みです。竜の口だからなのか、「蛇体」だからなのかはよく分からなかったのですが、この共用栓が「蛇口」の語源になっているとのこと。 水道歴史館のデジタルアーカイブに東京都水源林の写真がたくさんあることを知りました。忘れないように リンク しておきます。

大田(Daejong)でEAEH2023

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EAEH2023 (東アジア環境史学会)に参加するため韓国中部にある大田(Daejong)に行ってきました。ソウルからKTXで1時間ちょっとのところにある広域市です。広域市とは、人口100万人以上を条件とする地方行政区画で、大田広域市は人口が約150万人で、山林庁など「庁」レベルの行政機関が集められているそうです。そのためか、大きな道路や橋、公園、百貨店が現代的な都市景観を形成しています。 2011年の第1回から今回の第7回まで開催してきたEAEHは、次回から東アジアの枠を超えてアジア全体で議論できるアジア環境史学会に発展する予定です。総会では、この移行期間を担うプレジデントに香川大学名誉教授の村山聡先生が選出されました。 最終日、帰りの飛行機まで時間があったので、ソウルの北村韓屋村を散策しました。ここは、かつて総督府が置かれた景福宮と、昌徳宮との中間地点にあります。密集している伝統的な家屋が保全・修復されて、内外から多くの人が訪れる観光地になっています。近代的なビル群と伝統的な家屋のコントラストが不思議な景観を作っていました。